間違いだらけのスープカレー選び (^¬^)/

〜本当にスープカレーっておいしいの?!〜

☆☆カレー (・・;)ビミョ〜(2/3)

 

・ベス:白石区北郷5-9

この店はマジスパ系勢力の一片である。小さい店ながらも、凄まじい回転率で効率的な商いをしているようにみえる。マジックスパイス同様の味を作り大成功、、、それもさほどマジックスパイスから離れていない場所で。トヨタがベンツのマネをして車を作り儲けていることと同じようなものか・・。まあ、食文化に特許の概念はないから、法律上はパクりでもなんでもOKで、旨ければそれでいいのかもしれないが・・・。

・味:4点・・チキンにフォーをトッピングした。マジスパ系というだけで、その他特に記すべきことはないが、あえて言えばキャベツと思われる甘みがちょっと強調されているように感じる。これでこれ程ウケるとあれば、今後も同様の味で出てくる店が増えるのでは・・・。ちょっと上手くやりゃあ商売っつーのもチマタで言われるほど難しいもんでもないのかな、、、と思えてしまう。尚、生粋の道産子の私は、邪道と言われようが、フォーよりも西山製麺の方が好きです・・。

・店舗:4点・・ごく小さいテナントで、高効率で商売をしている。並びのテナントはよく潰れるというが、ベスはそのような環境の中で大成功しており、大したものである。店内は狭いスペースを効率的にレイアウトし、小振りのテーブ・イスがみっちりと並んでいる。アジアンティストではあるが安っぽいインテリア、しかしまあそれなりの味は出している。低コストで大利益を生む・・まさに商売の理想像そのもの。

スープカレー屋の場合、安っぽい店舗でも、豪華で洒落た店舗でも、殆どカレーの料金は変わらない。同料金ながらも、客は店舗のグレードをあまり問わず、気にいった味の店をセレクトする。・・・これはスープカレー屋の客は味をかなり重要視しており、インテリア等その他におけるセレクトポイントが低いことを示す。お金をかけてゴージャスなお店を作っても、それ程意味はないということか。イメージが大事なフランス料理やイタリアンならこうはいかないであろう。

スープカレーは洒落ているというイメージはあるが、文化的にはやはりラーメン屋に近いのかもしれない。今後も低コストで作られた脱サラ組スープカレー店が増えそうだ。開業を成功させる堅実な方法はマジックスパイス項で記した公式1の通り、ちょっとスパイスを工夫したら、私レベルの味覚の客はそこそこ来てくれるだろう。

話は脱線したが、ベス、駐車場が狭すぎる。そろそろ顧客も大勢できたことだし、もうちょっとマシな環境のところへ移転でもいたらよいのでは?

(来店日:05年8月)

・メディスンマン:中央区南12西10 グッドビル 1F 

この店もまた、ベスと同様、マジスパ系の店である。したがってメディスンマンの感想もマジックスパイスやベスと同様・・カップヌードルとホットヌードル、どう違うか?と同レベルの問題だ。正直、これらはビミョーにしか変わらない。各シェフには拘りがあると主張するかもしれないが、エンドユーザーの私にはその拘りを見つけられない。それらのスープを並べて比較したら分るのかもしれないが・・しょせんそんな程度である。よって、ここで味に関して特筆すべきことはない。マジックスパイスが流行るなら、この店にも相当の客が訪れることが必然である。

このような人気店のパクりっぽいスープカレーは、はなっから開業リスクがかなり低い。2番煎じには最初にクリエイトした人のチャレンジスピリットなんぞは不要である。個人的にはあまり応援する気にはなれない。

私は料理は一種の芸術だと思っている。そういう意味では料理職人はアーティストである。アーティストの腕前とセンスで作品のデキが決まる。芸術の世界では絵画でも曲でも、パクリは盗作とされ、非難の対象だ・・が、料理の世界はどうなのだろう。料理にパクリが認められるなら、そこが料理と芸術が異なる点なのだろうか。

もしカレー職人皆がこのようなことを行うと、札幌スープカレーの進化は停滞することになりかねない。そうなったら、このスープカレーブームが幕を閉じるのかもしれない。

(来店日:05年8月)

・CoCo一番屋

今更特に説明するまでもなく、カレー界最大のチェーン店、COCO一番屋でも限定ながらスープカレーが発売された。

ぶっちゃけ私はCOCO一番屋のルーカレーは好みじゃない。飴色タマネギの甘みが詰まったリトルスプーンのルーカレー方が100倍以上好きである。それどころか、カレーマルシェやハウスカリー屋カレー(レトルト)の方がマシ。さて、そんなCOCO一番屋のスープカレーとはどんなものか?

味:4点・・あまり期待せず、食したが意外にもけっこうイケた(食す前には味:2点程度と思ってた)。事前の期待値が低かったためか、結構満足できた。具のチキンは、ルーカレーのトッピング用と思われる唐揚げチキンであり、スープはCOCO一番屋のルーカレーをスープにしたようなDRYテイストのカレー。COCO一番屋のルーカレーが好きな人にはお勧めである。とは言ってももうスープカレーは廃止されたが・・。

COCO一番屋はファーストフードというイメージがあるが、スープカレーの値段は結構高めで、これでスープカレー専門店と戦っていくのは難しいだろう。CoCoイチのような大規模な店でメニュー追加というのはかなりのリスクが伴う、期間限定〜終了ということは正解と思う。

ちなみに、COCO一番屋でウェイトレスのコに、「CoCoイチのスープカレーとマジスパのスープカレー、どちいいが美味しい?」と聞いてみた。バカ正直なコで、「マジスパの方が美味しいです」と答えてくれた・・・(^^:)。まぁいくらなんでも、スープカレーの教祖様と言うべきマジスパ相手じゃ仕方がないか・・・

(来店日:05年9月)

 

村上カリープルプル:中央区南2西9 ケンタクビル29 B1F

納豆カレーで有名な人気店「プルプル」に行ってきた。かなりアングラな雰囲気で、クチコミがないと絶対に行かないような第一印象。高価格が指摘されがちな札幌スープカレー業界において、低価格でなおかつ旨いとの評判はいかに?。

・味:5点・・私はオーソドックスなチキベジ、連れはナットひき肉ベジタブルにチャレンジ。チキベジはコクがありDRYで、美味しいことは美味しいが、事前の期待値が高かったせいか思ったほどではなかった。私は納豆はNGだが、連れは大の納豆フェチで、これまた期待しまくってオーダーしたが、連れ曰く「カレーなのにネバネバし過ぎてちょっとダメ」とのこと。

しかし、一般評価は高いプルプル(特に納豆カレー)。私の評価を鵜呑みにせず、自ら足を運んで試してみることをお勧め致します。私も再度チャレンジする予定・・今度はトマトカレーに挑戦!

店舗:4点・・上述のように、アングラなクラブチックな雰囲気で、華麗とかモダンには程遠い。まあ、隠れ家的でこういうのもアリかな。悪い印象はないけど、女性が一人で入るには最初はちょっと引くかも・・・。

(来店日:05年6月)

 

赤いとうがらし:清田区北野7-2

元々は焼肉屋さんの「赤いとうがらし」が展開し始めた本格派カレー屋さん。インド人が作る本格派カレー店によるスープカレーを食した。果たしてその結果は・・・

・味:4点・・個人的にはマジスパレベルだが、味そのものはマジスパとは全く異なる。インド人が作るだけあって、さすがに本格的なニュアンスは感じた。

しかし、上述してきたように先祖からから生粋のジャパニーズDNAを受け継いだ私には、本格派インド嗜好はキツいのである。DRYでキレがあるこのカレー、本格派カレー通にはたまらないのかもしれない・・だが、このようなカレーを食すると、私は永谷園のお吸い物のような和のテイストが恋しくなってしまう・・(+_;)。

期待のチキンは意外にも堅くバサバサしており予想外だった・・冷凍焼け??

インド人作ということを強調したが、韓国風のお餅が入っている、帰りにアイスをくれる(^.^)/・・など、インドらしからぬニクい演出もある。

・店舗:店自体はフツーであるが、やはりインド人が作っていることと、ナンを作る焼き釜があることの演出効果は大きい。今度はルーカレー&ナンも食してみたい。

(来店日:05年9月)

 

3種類ものお吸い物が楽しめてしまう!

かりーごや:札幌市手稲区手稲本町2-4-1-1

以前私が訪れたときには銭函の店舗でしたが、現在は上記の住所に移転しているようです。

(06年1月)

・バングラディッシュ人が作る(多分)本格的バングラディッシュカレー・・いかがなものか!

・味:3点・・モロに完璧なターメリックカレーでした。私、あまりにもターメリック(ウコン)を強調しすぎるカレーは、たくわんカレーを食べているような気持ちになってNGなんです_(._.;)_・・(ちなみにたくわんの色・風味はターメリックのものです)。尚、体にはとてもいいようです。

あのたくわんな感じが好きな方にはたまらないだろうし、かなり個性的で実際ファンも多いようなのですが、、、、まあ、人それぞれ好みがあるので、、、この評価はこれ位にしておきますぅ(|| ゚Д゚;)ウ。

・店舗:8点・・銭函の海が見渡せる絶景ポイントであり、店内もログハウス風でリゾート感覚の一時を楽しめよう。ステキなお店です。

(来店日:05年7月)

〜マメ知識〜

たくわん(沢庵):干した大根を糠と塩で漬けたもの。「たくあん」「たくわん」ともいう。色は無着色だと主に薄褐色だが、ウコンやクチナシでレモンのような明るい黄色に着色したものの方が一般的。

しかし現在流通している沢庵漬けは、甘味料や化学調味料で味付けしたり、人工着色料で色づけするなどで、味・見た目が不自然なものが見受けられる。

巷では沢庵おしょうが考案したものと考えられているが、そういう言い伝えがあるだけで確たる証拠はない。また、「たくわえづけ」が転じたものという説もある

パナパナ:中央区南3西4 カミヤビル 1F

事前情報も何もなく、いきなり飛び込んだスープカレー屋さん「パナパナ」、、そのアドベンチャーは吉と出るか否か・・

・味:2.5点・・このスープカレーのレシピを作った方、もしもかなり苦労して作られたのならすみません、誤っておきます。このカレーの私の評価はかなり厳しいです。

食したのはオーソドックスなチキンとジンギスカン。両方ともスープ自体はかなりあっさり目の味付け・・・っつーかやたらと奥行きの浅い感じだ。あっさりタイプの一言では片付けられない味でした。もしかしたら調理人が何か入れ忘れたのかも・・。

ジンギスカンは焼肉屋さんのようなラム肉を想定してたのですが、ちょっと違う・・

ぶっちゃけ私がこの店にもう行くことはないだろう。この店が存在可能な札幌スープカレー界は、まだまだぬるいなぁ、と感じた。

・店舗:4点・・明るく、カウンターがあって、ファーストフードティスト。いたって普通過ぎて、これ以上コメントはできない。

結論:通りすがりのラーメン店への飛び込みの場合もそうであるが、やはりスープカレーにおいてもアドベンチャーの成功というのは簡単ではない・・(・・;)

(来店日:05年9月)

・ふらわ:北野3条3丁目1-10 たからビル1F

開店直後?・・と思われるのだが、2ヶ月ほど前のちょうどお昼頃、店舗前を通りすがった際に、飛び込みで食してみたのだが、あまりの味のインパクトの薄さに評価を記するのを忘れていたお店。

味:3点・・あっさり系・・にも色々とある。旨いあっさりもあればそうじゃないものもある。残念ながらこの店は、私にとって後者であった。

上記パナパナと同様、とても奥行きの浅い味。食べ始めの空腹時はまだしも、半分も食べたら飽きてきてしまった。この程度の味なら、ちょっと腕に覚えがある方ならワケ無く作れるだろう・・と思う。率直に言って、スープカレーブームにあやかろうと、熟成していないままスタートした店、という印象だ。

不味いとは言わないが、旨い店が乱立しつつある中、あえてここを選ぶ理由はない。このようなスープカレーは、ハンバーグ定食のお味噌汁代わりに・・ということならばまぁ許容もできるが。

・店舗:7点・・広く、窓が大きく明るくて、清潔感はあふれるのだが、小さいファミレス・・・という感じがした。ついドリンクバーやサラダバーを探してしまいそうだ。そんな路線もアリなのだろうが、最近、スープカレー屋ビジュアルトレンドは、窓をあえて潰すなどして、よりムーディな演出をするのが主流になりつつあるように思える。それに逆行しているとも言えるファミレス路線、果たして成功なのか否か・・・。

(来店日:05年10月)

ホットスパイス(覚醒スープ中辛):東区伏古9条3丁目3−3

見事に5☆をGETしたホットスパイスのトマトカレーだったが、残念ながら新メニューの覚醒スープ(中辛)は2☆という結果であった(+_;)。

・味:5点・・かなりじっくり炒めたタマネギをベースにしたコンソメスープにガラムマサラを加えて、フェンネル?等のスパイスを強めに表面化させている。漢方薬臭っ!と思われる方もいるだろう(実際にこの香りがNGという知人がいる)。まさにホットなスパイス・・という感じだ。まあ、個性的という点は評価したいところだが、やり過ぎなのかもしれない。2度とオーダーすることはないだろう。

付属のハバネロソースは、唐辛子の71倍の辛さとのこと。ちょっと舐めてみたが、それは本当のようだ・・暫らくの間、舌がピリピリした(хх。) 。私が自宅で使っているハバネロソースとは辛さレベルが大きく異なる。ハバネロソースも多様らしい・・自殺的行為だった(T_T) 。まともな味覚の方にはお勧めしない行為だが、罰ゲーム用に一家に1本あると、何かと重宝するかもしれない・・さぞゲームが盛り上がるであろう。

尚、説明ではタバスコのような味はないとのことであったが、実際舐めるとタバスコ特有の酸味を感じた。この是非は分かれるところだろう。私適には同じ酸味ならば、ビネガーや柑橘系・トマト等の方が好ましい。

・店舗:ホットスパイスのトマトカレー項に記した通り。

このスープを作るために店内レイアウト変更まで施し、席を減らすという冒険を試みたそうだが、果たしてその結果はどうであろうか・・・

(来店日:05年12月)

ホットスパイス

(覚醒スープ中辛)

- 勝手きままな個人的な意見・感想です -
☆☆カレー(1/3)へ
HOME
前へ     次へ
(゜▼゜*)ウヒヒヒ
inserted by FC2 system