間違いだらけのスープカレー選び (^¬^)/

〜本当にスープカレーっておいしいの?!〜

☆☆カレー (・・;)ビミョ〜(1/3)

・まるちゃんスープカリーチキン

まず、安い!(約\400)かなりのお買い得品といえます。家庭用スープカレーのユニクロと言えよう。ファンが多い。冷凍食品なので、スーパーのカレーコーナーに置けないというところがちょっと販売戦力的には不利なのかもしれない。

味:6点・・この価格にしては充分な味である。チキントマト系で、具もまあまあ。このパフォーマンスにはヘタなショップ系レトルトは太刀打ちできない。ただ、ジャガイモに関しては今一か、、冷凍食品ということで仕方がないのかもしれない。

・てら屋(ココナッツトッピング) : 白石区本郷通11北

味:5点・・・上述では絶賛だったてら屋のスープカレーであるが、ココナッツをトッピングするとかなり味が低下した・・ココナッツパウダーが多すぎか。せっかくの素晴らしいスープカレーが台無しになった気がする。

あの完璧とも言えるスープカレーを作っているセンスある職人でも、このようなミステイクを犯すということが信じがたい。

(来店日:05年10月)

・CooDoo : 中央区大通東4

店内に1歩入って直感した・・きっとここのスープカレーは旨いだろう!と。

かなりのこだわりを感じることができる未来的?なインテリアは、店主のセンスを感じ取れる。このようなこだわり派の人種は、そのコダワリが商品にまで反映されるものだ。よく考えたら、CooDoo(クゥードゥー)という名前もかわいくてステキな気がしてくる・・・イミは不明だが。

しかし、その割にはスープカレー盛り付けは意外とフツーでラフでした。

・味:5点・・・ビミョ〜(・・;)とは言っても人気店であるので、私の好みに合わないだけなのかもしれないが、あくまで本サイトは私の主観で述べさせていただく。

同じく個性派で人気店のyellowと、普通のスープカレーの中間的な風味。DRYで、割とあっさりしているがコクは強い。具は美味しい。特徴的なのは独特の香ばしさで、このカレーが好きな方は、他では満足できないのであろう。ここのカレーが一番好き!という方がいても納得である。

辛い!(><)、、通常のカレーよりも辛いので、辛さセレクトは1番手落としてオーダーすることをお薦めする。

・店舗:9点・・・エクステリアは窓もなく、あまり目立たない店構えで、何度もその前を通ったことがあるのに、スープカレー屋さんの存在に気がついたことがなかった。

ところがインテリアは一転、超個性的である。白がベースで、これは宇宙船の中の社員食堂か?とでも言いたくなるような雰囲気。他店はみな、アジアンティストで手堅くまとめている傾向がある中、面白いアイディアである。これだけスープカレー屋を巡っていると、正直、ウッディなアジアンティストには飽きてきた。これから開店するお店は、CooDooのように斬新なアイディアにチャレンジしてもらいたい。

(来店日:05年8月)

 

アジアン・スパイス:豊平区中の島1-7

有名店「スリランカ狂我国」の姉妹店。

・味:4点・・「スリランカカレー」を食した。黄色く透明なスープは美しいが、濃厚系が好きな私には美味しそう・・とは思えない。

味は見た目通りターメリックが効いていると思われるあっさりDRYカレー。本格的なスリランカのカレーである・・とは言ってもスリランカに行ったことは無いのだが(|| ゚Д゚;)。まあ、店内に示してある店主の拘り方を見て察する限り、本格派ということは疑いようが無い。

このカレーが好きなファンも多いのであろうが、濃厚&和風ティストが大好きな純血ジャパニーズの私には向いてませんでした。本場スープカレー通の方はどうぞ!

・店舗:分りにくい!・・住宅街の真ん中にあります。割と小奇麗で洒落たお店。

(来店日:05年5月)

 

・ベンベラ 中央区南2西7 M's SPACE 1F

人気店な上、かなり狭い店なのでとにかく並ぶ!(今まで行ったカレー屋さんの中でも最狭)また、1日50食しかないので、出遅れると食べれません(夜はムリです)。

・味:4点・・あっさりタイプで、野菜ダシが充分に出ている。基本的にはコンソメスープ+ガラムマサラの味・・・(その味を個人的にはマジスパ系と称している)。しかし、私はそのマジスパ系のカレー、さほど好みじゃじないのです。。。けれど、この混みようから考察するに、このスープカレーが大好きだという方は多いに違いない。

マジスパ系の各シェフは、もし聞かれたらきっと「これはうちのオリジナルだ!」とアピールするでしょう・・。確かに違うのかもしれない、むしろ食材やスパイスが完全に一致しているなんつーことはありえない。けど、そのビミョーな違いで、これはオリジナルと言い張るのはナンセンス・・まぁ料理の世界なんてそんなもんなのかもしれませんが。いずれにしても、パクリか否か・・それを認定するのはシェフではなく、結果だけを見て判断するエンドユーザーである。

ライスに目玉焼きが乗っている、ちょっとだけ得した気分にさせる・・これはオリジナルと認めよう・・些細なコトだが。

・店舗:1点・・猛烈に狭い。厨房も小さく、調理人も大変そうである。また、エアコンはなく、夏場は猛烈に暑い!カプサイシン効果と相俟って汗だくになってしまう。細い通路に長々と行列ができている。キッチンに食材を置くスペースがないのか、茹で上がったチキン等が、通路に面した窓辺に積まれてた(・・;)。。。これだけの悪条件なのに、この行列を作らせるとはさすがの一言。

これだけ人気があるのだからカレー専門店としてもっと良い条件のところに引っ越せばよいのに・・・。充分ペイはできますよ〜。しっかし、料理屋というのはホントに旨かったら立地条件を選ばないんだね〜(゜ロ゜;) !ビックラ

(来店日:05年8月)

・インドガンガ店):旭神16条4丁目

インドは旭川では超有名な昭和60年開店の舗店。旭川で4店舗展開されている。開店当初は小さな「町のカレー屋さん」であったが、現在はその面影はない。

・味:4点・・インド風、パキスタン風の2種類を食べた。トロミが強めで、札幌スープカレーとは明らかに異なる路線である。スープの中にも野菜クズらしきものがあって、特にスープを濾している様子はない。今回、ガラパコス諸島の各島に生息するイグアナがそれぞれ独自の進化をとげたの如く、札幌〜旭川間においても各々独自のスープカレー進化を遂げていることが観測できた(*1)。

インド」で食したカレーは(多分)インド・パキスタンの本格的な味なのでしょう・・・でも本格的な日本人味覚の私には、もっと日本人テイストにアレンジされたスープカレーの方が合うようです。一緒に行ったカレー音痴の知人は「旨いのか不味いのかよく分らない」と称してた。ただ、チェーン展開を図っており、各店舗も立派な点から推察すると、相当な人気を得ており、かなり儲けている・・と思われる。

本格派カレーマニアを目指したい方は、一度は行ってみるべき。で、友人等に「どこのスープカレーがお勧め?」と尋ねられた時に、「うーん、スリランカ狂我国もいいけど、旭川のインドブッダガヤーのカシミール〜ガンジーもいいね」なんて言ったらマニアックでとってもカッコいいのでは。「おぉ、さすが・・通っすね(・o・;)」となり、より一層尊敬度が上がることだろう。

・・・しかし、それで彼女ができる、ということはないだろう。

・店舗:10点・・とても豪華で洒落たレストラン風の造り。店内から見える景観にまで細かい配慮が効いている。この雰囲気を満喫するだけでも、足を運ぶ価値があるほどだ。クリスマスディナーにカレーとインド料理とお酒・・ということもこの店では全然アリである。

*1):ガラパコス諸島では、それぞれの島の環境に応じて、イグアナが独自の進化を遂げた結果、各島で別種のイグアナ(グリーンイグアナ・海イグアナ・丘イグアナ等)が現存するに至っている。イグアナはハリウッド版ゴジラのモデルになったトカゲ。左写真(中央)

来店日:05年10月)

インド ガンガ店
グリーンイグアナ
マジックスパイス

 

・マジックスパイス:札幌市白石区本郷通8南6-2

略してマジスパ。現在、爆発的ブームとなり信者を増やしているスープカレー教の火付け役となった超有名店。現在もスープカレー教界の最上位に君臨し続けているスープカレー教祖様的存在だ。

ある人はマジックスパイスのカレーを食べると、瞑想の境地に至ることができるという。またある人はマジスパ中毒に陥り、3日も食べないでいると禁断症状が起こるという・・・その他数々の伝説を持つ。まさに魔法のスパイスを操るスープカレー教界の教祖様である。

・味:4点・・かねてから私がマジスパ系」と呼んでいる味である。ではいったいその「マジスパ系」とは・・

公式1マジスパ系=コンソメスープ+ガラムマサラ+香辛料

で作られるスープカレーのことである。この教祖ともいえるマジックスパイスは、札幌各地において数々同様な味の新教(*)を派生させ、「マジスパ系」勢力を築き、今も尚、勢力を強めている。それに伴い、信者の数も増加している。この勢いは東京、大阪と飛び火しており、今後もその勢いは緩まないであろう(*:同様な味の新教:ベス・メディシンマン・ベンベラ等)。マジックスパイスはそれだけ影響力の大きな存在なのである。

スープカレーに限らず、味をパクられるのは人気店のサガである。従って、元祖「マジスパ系」である教祖マジックスパイスも、追従してくる新教に負けぬよう頑張って欲しい。

基本となる上述の公式1におけるコンソメスープは旨いのであろう。また、香辛料も拘りがあるのだろう。しかし、異教徒とみなされるだろうが、勇気を持ってあえて私は言おう・・マジスパ系は好きじゃないっ!と。

マジックスパイス及びマジスパ系のスープカレーを何度も食したが、どうしても夢中で食べる・・という域には至ることができなかった。幼稚な私の五感では、マジスパ系スープの微妙な味の奥深さや、魔法のスパイスを堪能できないのである。私も瞑想の境地というものに至りたかったのだが、とても残念だ(;_;)。

上記公式1のように、自宅でチキンオニオンのコンソメスープを作り、GABANのガラムマサラとバジル等のスパイスを入れると(私的には)割と近いものが簡単に作れてしまう・・ということで、ありがたみが薄れる・・という背景もある。そのイージーさに空しさや悲しさを感じてしまうのだ。

よってそれよりも分りやすい懲り方の新興勢力系スープカレー(てら屋・心・らっきょ・・など)の方に惹かれてしまう。最も、だからといって、マジスパ系に魅力がないということではない・・・それは数多い世間のマジスパ系信者数が証明している。やはり、依然としてマジスパ系は王道である。

・店舗:5点・・上の写真のように、一見してスープカレー教教祖様の妖艶なオーラが漂う、怪しいエクステリア。まさに総本山と呼ぶにふさわしい。いつも駐車場空き待ちの信者の車で溢れている。

以前2階は、インド産のマジックスパイスグッズ販売会場だったが、あまりにもカレー目当ての客の多さのせいか、現在は改装されて2階も全面スープカレー会場になっている。インテリアもエクステリア同様、相当派手である。それはそれでいいのだが、あまりにも壁に貼ってあるメニューチラシやポスター等が多く、野暮さを感じたため5点とした。尚、さすがに店員の対応は良い。

アンチスープカレー派の人に、「どこのスープカレーを食べたことがある?」と聞くと、「マジックスパイス」と答えるケースが見受けられる。そんな場合は、新興勢力の他店にも行ってみることをお薦めすべきだ。なぜなら、スープカレーのよさを知らずに死んでいくのは、童貞のまま死んでしまうのと同じくらい哀れなことだからである。

 

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(゜▼゜*)ウヒヒヒ
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